四国の愛媛県にある百名山の一つである
石鎚山を紹介します。
登山ルートについては、
土小屋ルートと成就ルートがありますが、
交通機関で行く場合、
成就ルート一択となります。
登山口までのアクセスですが、
JR伊予西条駅からバスで
石鎚ロープウェイ前に行きます。
標高2000m弱とかなり高いですが、
途中までロープウェイで行けるので、
累積1000mくらい登る感じになります。
1000m程度ですが、山頂までの距離が短いため、
標高差を感じやすく、意外としんどいです。
石鎚山と言えば、
鎖場が有名ですが、
迂回ルートがあるので、
安全に登山することもできます。
鎖場はほぼ垂直でかなり怖いです。
登り始めたら引き返せないので、
少しでも不安なら迂回した方が良いです。
また、JR伊予西条駅に前泊すれば、
日帰りは可能ですが、
人が多く混んでいると急ぎ足の登山となるため、
石鎚神社 成就社境内にある宿に
宿泊するのも良いかと思います。
![石鎚山](https://yamapub.com/wp-content/uploads/2021/04/ishi-1-1024x645.gif)
【日帰り】石鎚登山ロープウェイを利用し、石鎚山へ
登山ルートサマリ
ロープウェイ山頂成就駅 → 石鎚神社(30分) → 夜明峠(2時間) → 石鎚山(3時間) → 夜明峠(3時間40分) → 石鎚神社(4時間40分) → ロープウェイ山頂成就駅(5時間)
総時間:約5時間(上り:3時間40分 / 下り:1時間20分)
総距離:約9km 標高差:約700m
【地図】
JR伊予西条駅から登山口までのアクセス
〇行き
せとうちバス:JR伊予西条駅 → 石鎚ロープウェイ前【1,020円】
ロープウェイ:石鎚ロープウェイ前 → ロープウェイ山頂成就駅【1,000円】
※往復切符が2,000円のため
〇帰り
ロープウェイ:ロープウェイ山頂成就駅 → 石鎚ロープウェイ前【1,000円】
せとうちバス:石鎚ロープウェイ前 → JR伊予西条駅【1,020円】
合計・・・4,040円
※せとうちバスやロープウェイの時刻表などの最新情報については、
石鎚登山ロープウェイ株式会社のHPを参照ください。
紅葉の時期はかなり人が多く、せとうちバスの始発に乗れても、
ロープウェイになかなか乗れないことがあるため、
時間が厳しい人はJR伊予西条駅からタクシーで、
石鎚ロープウェイ前まで行くのもオススメです。
石鎚ロープウェイ前から石鎚山までの詳細ルート
JR伊予西条駅からバスで石鎚ロープウェイ前まで行きます。
だいたい1時間くらいです。
![バスの時刻表](https://yamapub.com/wp-content/uploads/2021/04/1.gif)
バス停降りて道路沿いを登っていくと、すぐにロープウェイ乗り場が見えてきます。
![ロープウェイ山麗下谷駅](https://yamapub.com/wp-content/uploads/2021/04/2.gif)
![ロープウェイ山麗下谷駅 入口](https://yamapub.com/wp-content/uploads/2021/04/3-1024x459.gif)
ロープウェイ山麗下谷駅の中でロープウェイの往復チケットを買います。
また、ここで登山バッチも買えます。
しばらく待っているとロープウェイが来ました。
![ロープウェイ](https://yamapub.com/wp-content/uploads/2021/04/4-1024x328.gif)
ロープウェイに乗って5分くらいで、ロープウェイ山頂成就駅に到着します。
売店になっており、トイレもあります。
![ロープウェイ山頂成就駅](https://yamapub.com/wp-content/uploads/2021/04/5.gif)
ロープウェイ山頂成就駅を出てすぐにある標識です。
もうすでに良い景色が見れます。
![ロープウェイ山頂成就駅 標識](https://yamapub.com/wp-content/uploads/2021/04/6-1024x461.gif)
![石鎚山頂へ](https://yamapub.com/wp-content/uploads/2021/04/7.gif)
ロープウェイ山頂成就駅を出てすぐに道があり、
山頂への標識もあるため、特に迷わないと思います。
標識通り、道を上がって行き、まずは石鎚神社 成就社を目指します。
このような一本道のため、迷わず行けますし、
とても歩きやすいです。
参拝者の方ともけっこうすれ違いました。
![石鎚神社までの道](https://yamapub.com/wp-content/uploads/2021/04/8-1024x483.gif)
30分ほど歩くと、石鎚神社 成就社に到着します。
奥にある門から石鎚山頂を目指します。
![石鎚神社 成就社](https://yamapub.com/wp-content/uploads/2021/04/9-1024x653.gif)
ここからは完全に登山道になるので、しっかりと準備してから進みましょう。
![標識](https://yamapub.com/wp-content/uploads/2021/04/10-1024x491.gif)
門をくぐってから、最初に出てくる標識です。
石鎚山頂まで3.5kmと短く感じますが、
この地点の標高が約1,400mで、ここから100mほど下り、
その後、頂上まで1,980mと700m弱は登ることになり、けっこう体力が必要とされます。
序盤の登山道は木の板が多く、天候が悪いとかなり滑りやすいので、
気をつけてください。
しばらく歩くと、試しの鎖に着きます。
![試しの鎖](https://yamapub.com/wp-content/uploads/2021/04/11.gif)
画像ではなかなか伝わりにくいですが、めっちゃ垂直です。
正直かなり怖かったです。
ちなみに、この試しの鎖は約50mくらいあり、登った後、
そのまま反対側にすぐに降りることになります。
またこの降りるのが怖く、慎重に行くため、けっこう時間もかかります。
初めてなので練習したい方や鎖場を体験したい方は、
一の鎖の方が長さが短く、難易度も低く、
登った後、降りる必要もないので、一の鎖から挑戦することをオススメします。
時間に余裕があり、全鎖場を制覇したい方以外は、試しの鎖は迂回で良いと思います。
![試しの鎖 下り](https://yamapub.com/wp-content/uploads/2021/04/12.gif)
しばらく歩くと、夜明峠に着きます。
ここはかなり見晴らしがよく、絶景が楽しめます。
![夜明峠からの景色](https://yamapub.com/wp-content/uploads/2021/04/13-1024x537.gif)
ここから少し行くと、一の鎖が出てきます。
33mと鎖り場の中で一番短く、一番難易度もやさしいです…が
それでも、それなりに角度はあり、けっこう怖さはあるので、
苦手な方は迂回された方が良いと思います。
雨の日も滑ってかなり危険だと思いますので、迂回を推奨します。
一の鎖を超えると、土小屋ルートとの合流地点に着きます。
土小屋ルートから登山される方もけっこう多いのか、
ここからかなり人が増えた印象です。
![土小屋ルートとの合流地点](https://yamapub.com/wp-content/uploads/2021/04/14-1024x500.gif)
ここから二の鎖と三の鎖が出てきます。
私は前日雨だったこともあり、迂回しましたので、画像はありません。
次回は挑戦したいと思います。
ここからはかなり整備されており、
金属製の階段等を登って行くと、頂上に着きます。
![石鎚山頂](https://yamapub.com/wp-content/uploads/2021/04/15-1024x494.gif)
![](https://yamapub.com/wp-content/uploads/2021/04/ishi-1-1024x645.gif)
山頂はけっこう広く、壮大な景色を眺めながら、ゆっくりできます。
景色は本当に綺麗で、高い人気を誇るのも頷けます。
時間の都合上、天狗岳は行けなかったため、難易度などは分かりませんが、
上から見た感じは、道は狭くけっこう怖そうでした。
帰りは登ってきた道をひたすら降ります。
途中でかなり霧が出てきました。
![](https://yamapub.com/wp-content/uploads/2021/04/16-1024x500.gif)
ロープウェイ乗り場まで着いたら、ロープウェイに乗って下山完了です。
ちなみに、バス停の近くに日帰りで温泉が入れるところがありました。
バスの時間に余裕があれば、オススメです。
石鎚山の感想
登山道はかなり整備されており、鎖場を迂回すれば、危険個所もないため、
初心者の方でも日帰りは可能だと思います。
ただ、雨の翌日等は道中、かなり滑りやすく気を付ける必要があります。
※私が登った時は前日が雨で登山道が濡れており、
滑って転んでいる方を何人か見ました。
それなりにしんどいですが、
頂上からの景色は格別で、一見の価値ありです。
紅葉の時期はかなり人が多くなることが予想されますが、
やはり10月中旬から下旬がベストシーズンだと思います。